東京マルイ GLOCK17 Gen.4
マルイ初の第4世代グロックが5月28日に発売決定!
東京マルイが新製品発表をオンラインで行うことを先日お伝えしたが、それに先駆けてGLOCK17 Gen4の製品ページを公開した。発売予定日は2020年5月28日とのことだ。
東京マルイのグロック17といえば、初心者から上級者まであらゆるプレイヤーにとってスタンダードとも言うべきガスブロハンドガンの王道モデルである。しかし、Gen3ベースの今までのモデルはスライド幅がリアルサイズではなく実物ホルスターに収まらず、グロック22サイズのものを使うしかないなど不満も大きいモデルであった。
そんな中、2019年に登場したグロック19はグロックファン待望のリアルサイズ、しかも人気のコンパクトモデルとあってかなり話題を集めたことは記憶に新しい。しかし、既に実銃ではGen5まで進化しているにも関わらず未だにGen3フレームというのはデザイン的な古さが否めず、性能は良いにも関わらず海外製グロックモデルと熾烈な商戦を繰り広げる結果となった。
今回新製品として登場するグロック17は、長年のマルイグロックユーザーの不満を解消する「リアルサイズ」「Gen3フレームからの脱却」を実現。また、内部設計もグロック19をベースに開発しているためシリンダーやショートリコイルが従来のGen3よりも改善されており、性能的にも大いに期待できる製品となっている。
実銃はGen5まで進んでいるのに何故いまになってGen4なのかという声も聞こえそうだが、シェアの大きい東京マルイ製品ということを考えると取り合えずGen4からという考えは正当な流れなのかもしれない。
実銃でもまだリリースされて数年しか経っていないグロックGen5は、スライドリリースレバーがアンビ化されている関係でポリマー系ホルスターではまだ対応しているものが少ない。長い間Gen3ベースでグロックが広まったサバゲー市場を考えると、Gen4の方が今までの装備がそのまま流用できるなどユーザー側の利点も大きいだろう。
どうしてもGen5が良いというプレイヤーは当面は海外製を選ぶしかなさそうだ。
GLOCK17 Gen3とGen4の違いとは?
グロックGen4でまず目につく大きなポイントは、Gen1から続いてきたグリップのテクスチャパターンが大きく変更された点だろう。整然と並ぶGen4のドットパターンのテクスチャは、基本デザインが大きく変わらないグロックに現代的なイメージを持たせるには良いアクセントとなった。
また現代ピストルに多く見られる、射手の手の大きさに合わせてグリップの太さを変更できるバックストラップシステムを搭載し、3段階のサイズ調整が可能になっている。東京マルイ グロック17Gen4ではこのバックストラップを4種類付属し、無しの状態と併せて計5パターンの調整を可能としている。
また、大型化されたマガジンキャッチは左右の向きを入れ替えられるアンビ仕様に進化している。そのためGen4以降ではマガジンも左右に切り欠きがあるものに変更されている。東京マルイではGen4のグロックの発売は初となるものの、グロック22を発売した時点からマガジンをGen4以降のフレームに対応したモデルに変更しており、流用ができるよう計画的な配慮がなされている。
その他、東京マルイのGen4では前述の通りブローバックエンジンやショートリコイルなど性能に大きく関わる内部構造を現行製品と同じレベルに設計しなおしており、旧来のグロック17とは格段の性能差を見せてくれるだろう。
最も有名なハンドガンは?という問いに対し、グロックはM1911と並んで必ず候補に入るほど代名詞的な地位を確立した存在だ。東京マルイのガスブロハンドガンにおいても不動の人気を誇るグロックシリーズのフルサイズモデルが新型になるとあって、大きな話題となるのは間違いないだろう。